前回の感想はコチラ。
フェニックスVSアリステラ
前回のラストでアリステラの大技・Ωアポカリプスクラッシュを喰らってしまったフェニックス。
試合を見守るハラボテやウルフマンも大口を開けっ広げてしまうぐらいの一撃。
フェニックスのダメージは深刻そうに見えますが……。
「フン!これしきの技など」
ダウンか!?と思わせておいてこれ!ほぼダメージ無しか。
前のページの「グフッ…」があるせいでギャグみたいになってるな。
大技から無事に起き上がってきたフェニックスにアリステラは感嘆の声を漏らします。
ただ、そこまで驚いている様子ではないので、ある程度は織り込み済みだったみたいですけど。
なぜフェニックスが無事だったのかは彼自身の口から語られます。
「オレを仕留めるには高さが60cm角度が15度足りなかった」
ゲェーッ!漫画でよく見る頭脳キャラみたいな解説キタ――(゚∀゚)――!!
角度15度はともかくとして、高さ60cmなんて大して影響無さそうだけど。
淡々と持論を語るフェニックスの背景に数式が挿入されているのが良い味だしています。
フェニックスのご高説をフォーフォフォ笑いでぶった切るアリステラさん。
「面白い意見だがお前が技を喰らった事実に変わりはない」と切り捨てます。
ホントその通りだよ。計算で技が見切れるとしても、それを喰らってしまっている以上、アリステラとフェニックスの間に計算ではどうにもならない力の差があるのは事実なわけですからね。
フェニックスの知性なんぞお構いなしとばかりにウエスタンラリアットをぶちかますアリステラを、知性全開のフェニックスは謎数式で対抗!
そのまま流れるように組み伏せるさまはカッコいいですね。
まあ、見え見えのラリアットなんか誰でも返せそうな気もしますけど。
以前、直撃を受けたフィンガースプラッシュもなんのその。間合いを把握して予測が立てられるようになったのか悠々と回避。
試合がクソ長引いていたのはアリステラのデータを収集していたからとかはありそうだ。
アリステラはどうにかフェニックスを捕らえ、続けて放った高度からのブレーンバスターでしたが……
頭で受け身をとるという曲芸じみた知性でこれを受けきります。
さしものアリステラもこれには驚いた様子。
そりゃそうだ。地味だけどこの技術は常軌を逸してるわ。
そしてこの……
ポーズとセリフ!
よくよく考えると変な受け身とっただけなんだけど、妙なそれっぽいセリフとポージング、迫力の画力と大ゴマ、そして勢いで謎のカッコよさを作り出す。これがキン肉マン。
せっかくカッコよくポーズを決めていたフェニックスでしたが、次のページですぐにアリステラの速攻でマウントを取られてしました。この間、実に3コマ。
空気読まずにガチンコの攻めを見せるアリステラさん好き。
フェニックスもカッコつけずに反撃に移ってさえいれば……。
マウントパンチの雨あられでボッコボコのフェニックスからは気になる情報が。
「知性の神の憑依を拒みたかだか95万パワーしかない」
……マジで!?
このあと受け入れたっぽかったのに、どんな流れで拒んだんだよ。これも気になる。ボロボロの服とボサボサの髪はどうした?
それじゃあ、他の運命の王子連中も今は神が憑いてないのかもね。
だとすれば、ますます超人強度と強さの因果関係が不明瞭に……。
マウントを取られていたフェニックスでしたが、案外あっさりと脱出。なんだかんだでコチラも技術は超一流。
反撃の関節技からのパンチを浴びせますが、アリステラはこれを喰らいながらもフェニックスの体を抱え上げジャンプ。
今度はオクラホマスタンピード(さっきのブレーンバスターといい、やたらとテリーマンっぽい技ばっか使うな)を叩き込もうとしますが、フェニックスは空中でこれを切り、態勢を入れ替えての……
不死鳥サンダーストーム!!!
今回は頭っから尻尾までフェニックスの見せ場。
先週と逆の流れで次回に続きます。
まとめ
なんか急にフェニックスのキャラが変わった感じ。
ゆでの中で決めかねていた彼のイメージがようやく固まったんですかね。
今回は知性の神の力を拒んだという設定を後付けしてきたということは、今のがフェニックス本来の姿で、王位争奪戦のアレは知性の神の人格を多少なりとも反映した姿っていうゆでなりのフォローっぽく見えます。
計算がどうのこうの言うキャラになったってことで、ウォーズマン理論を添削して頂きたいんですがこの二人の対戦を組んでもらうことはできませんかね?
ラストに不死鳥サンダーストームが決まりましたが、ディクシアの例から考えてアリステラも変身能力で脱出辺りが定番でしょうか。
個人的にディクシアのΩ血煙牙とハントした首が好きなんで、その辺のリファインにも期待しています。
コメント
今週は試合だけの話でしたね。スグル戦程ではないですが、試合が長く感じてきました。 キン肉カッターで受け身を取るのは良いんですかね?スグルも万太郎もした事はないですが。 他のサイトで全員が神の協力を受けなかったら六鎗客に勝つつもりあるの?との意見がありました。私はこれを踏まえて考えると神の協力を受けなかったのはフェニックスだけな気がします。 フェニックスだけ王位編でスグルにやらかした事を反省していたので。 95万パワーになったのは勝ちフラグなのか負けフラグなのか気になります。リベンジャーが好きな技なので、個人的にはフェニックスに勝って欲しいです。
二世の質問なのですが、カレースキーさんはヒカルドについてどう思いますか?ネットでは可哀想と言われていますが。 私は何度読んでも悪魔超人だなと思いました。 パシャゴ、ジェイド、万太郎にしたのは酷いですし、血を見たら抑えられないのは致命的だと思います。 ヒカルドがバッファローマンと阿修羅マンと違う所は試合後に改心しない事だと思いますね。 まぁこの二人も現在は悪魔に戻ってますが(笑)
olapさん、こんにちは。
回想やらなんやらが多かったので、長く感じるのは仕方ないですね。
まともに戦いだしたのは前回からなんですけどね。
>キン肉カッターで受け身
あれ、後頭部の突起がリングに引っかかったらむしろ危険な気がします。
ですんで、フェニックス以外があの受け身を使うのは難しいって解釈はどうでしょうか。
>全員が神の協力を受けなかったら六鎗客に勝つつもりあるの?との意見がありました。私はこれを踏まえて考えると神の協力を受けなかったのはフェニックスだけな気がします。
王位争奪戦を読んでると、パッと見た感じ神が憑依したことによって得られるメリットって超人強度の増大ぐらいしか無いように思えます。
超人強度の大小は勝敗に影響がそれほどないケースが多々見られますので、神が憑こうが憑くまいが強さにあまり関係ない可能性があるのではと思っています。
あくまで個人的な意見ですが、神が憑いている状態よりも素の状態の方が本来の力を出せて強いってケースもあり得るかもしれません。ビッグボディはそんな感じがします。
今回のフェニックスのケースを見ていると、神が憑く影響は身体面よりも精神面の方が大きいと解釈することもできるので、かつての邪悪神は運命の王子を自分の支配下に置く目的で憑依していたと考えることが出来ます。今回のケースは運命の王子と邪悪神の目的が一致しており、あえて憑依しなくても特に問題はなかった、だから無理に憑依することはなかった。と考えれば運命の王子の連中に神が憑依していなかったとしても問題はないですね。個人的には神が憑いてようがいまいがどっちでも良いんですが。
>二世の質問なのですが、カレースキーさんはヒカルドについてどう思いますか?
ヒカルドの関節技使いという特性や性格といったキャラクターそのものは有りだとおもうんですが、彼に背負わされた「生まれ持った性根は変えられない」「悪行超人は所詮悪行超人」というテーマが好みではないですね。
パシャンゴはヒカルドのことを信じてあげても良かったと思います。
不死鳥サンダーストーム。 これって最初にリングに
激突する所がなんかフェニックスの股間辺りぽいけど
リアルに考えるとフェニックスの方やばいんじゃないかと思いました。
招き猿さん、こんにちは。
>不死鳥サンダーストーム。 これって最初にリングに
激突する所がなんかフェニックスの股間辺りぽいけど
リアルに考えるとフェニックスの方やばいんじゃないかと思いました。
たぶんあれですよ。メチャクチャ硬いファウルカップ着けてるんですよ、硬度10ぐらいの。
でなきゃ間違いなく悶絶ものです。
神が取り憑くは、ぶっちゃけ先生の後付けな気もします。カレースキーさんが記事で言ってる様に知性の神とフェニックスの会話のあの流れで断る理由がないので。 二世は青年誌だから先生が色々作風変えたと言われてますね。ジャンプでは悪でも正義になれると描いてたので。 パシャゴはパニクったんだと思います。歳を取ってるから悪は悪という古い考えを持ってるのに自分が大事に育てた弟子が悪魔でショックを受けたんでしょうね。
前から思ってたんですけど王位争奪戦をやる事自体は間違ってないですよね?実際火事で入れ違い事件はあったわけですし。 問題なのは邪悪神が力を貸す、ミキサーが火事場を奪っただと思います。
>王位争奪戦をやる事自体は間違ってないですよね?
前提としてキン肉星の大王になるには4つの条件があります。
1.現大王が王位候補を選出(※実子である必要があるかは不明)
2.宇宙超人委員会がそれを認可
3.100人の超人の神から認められ王冠を得る
4.邪悪五神から認められ深紅のマントを得る
※それ以外にもポッと出の大王候補を民意が認めるのかといった問題もあると思います
これを考えると王位争奪戦は「スグルは邪悪五神の賛同を得るために必要」であり、スグルの立場から見れば避けられない戦いだったといえます。
同じく、スグルの超人強度増大の件から自分たちの立場を危ぶんだ邪悪神にとっても「スグルを失脚させるために必要」な戦いでした。
ただ、スグル以外の王子候補は争奪戦で優勝してもすべての条件を満たせるわけではないので、やるだけ無駄かもしれません。
ぬすっとであるマリポーサや傭兵であるソルジャーマンは超人委員会や100神の賛同を得るのはおそらく不可能ですし、フェニックスやビッグボディはその後の実績次第。ゼブラはボクシングの実績と超人協会所属という箔もありますしワンチャンあるかもって感じでしょうか。邪悪神の憑依による精神的な影響がないのであれば、この辺を説き伏せることで彼らとの戦闘は避けられたかもしれません。
アタルが名乗り出ればこの件はすべて解決しそうな気がしますが、別の問題も起きると思うので明言は避けます。
大雑把にまとめると、スグルと邪悪神は戦う必要があった。邪悪神からすれば王位争奪戦は表立ってスグルを失脚させるために都合がよかったって感じですかね。そういった意味ではやる事自体は間違いなかったといえると思います。運命の王子の立場からすれば「そそのかされた」がしっくりくる状況ですが。