前回の感想はコチラ。
スグルVSパイレートマン
序盤から火事場のクソ力をスグルに使わせ、それとほぼ互角に戦うというポテンシャルの高さを見せつけたパイレートマンが次に披露したのはマグネットパワー(の真似事)。
フィジカル面の強さだけでなく、こんな搦手まで使えるとか、パイレートマンも引き出し多すぎ。
真似事とはどういうことかと問うスグル、それに対するパイレートマンは…
スワローズネストの崖がオーロラクリフと呼ばれているという豆知識をするところから入ります。
オーロラは磁気が関係して起きるという事実をご存知の方も多いと思います。
なんだか嫌な予感がするのう。
やっぱりキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
オーロラクリフはオメガの民の研究施設の痕跡。
歴史を紐解くとだいたい超人にぶち当たるな。
その研究施設でマグネットパワーを研究していたということか。
パイレートマンの語る昔話が始まりますが、そのコマで大量にいるオメガの民のビジュアル。
ターバン頭にで上半身裸、黒目のない瞳という出立ちのせいで……
サムゥにしか見えません。
いくらなんでも似すぎ。
「サムゥオメガの民の末裔説」をここに提唱。
栄耀栄華を極めたという彼らオメガの民の元に何やら不穏な陰が。
ギヤマスターが251話で語っていたアイツらです。
こんな小さなシルエットなのに、誰が誰だか判別がつくデザインなのは流石個性派集団。本当の侵略者。
粛清大好きな仲良し始祖を迎え撃つオメガの民なのですが……。
ああ、もうビジュアルで負けてる。
真ん中のナマズ髭オッサンマンと右上のプレラノドンマンの名前、気になるなぁ。
そんな彼らの決死の抵抗も
侵略者の
圧倒的な
暴力の前には
無駄!
無駄無駄!
無駄無駄無駄!
無駄無駄無駄無駄!
無駄ァ!
始祖無双すぎる!
総出でグッシャグシャ!ブッシュブッシュ!
これは恨まれて当然のレベルですわ。
前々回、オメガの民がしてきた事と逆パターンで処理されていく読者募集超人。募集超人の役割は無双シーンのヤラレ役という冬の時代。
そんな無茶苦茶な地獄絵図の中にも戦況を冷静に見極める男が一人。
オメガマンマスクの男はサイコマンのマグネット・パワーに目をつけ……
犠牲者から証言を集め、スワローズネストの地下で研究を始めたんだとか。
よくあの場に居合わせて生き残れたな。
しかし完璧超人始祖はそれも見逃さず破壊!ガンマンとサイコマンが共闘しているところが面白い。
そんなこんなで、オメガの民は地球を去ることになったという流れ。
オメガの民が地球を去るときに使ったのが方舟のような乗り物。
ノアの方舟のオモシロ起源説がコレで大洪水の起源は始祖の粛清活動とか言い出しそう。
パイレートマンの祖先がこの舟で海賊してたとかもありそう。
スグルもこの話の屈強な十余名の話を聞いてアイツらが思い当たったみたい。
正解!アイツらです。
続くパイレートマンのお話は地球を追われたオメガの民の話に。
オメガ・ケンタウルス星団に流れ着いて、どうにか定住することに成功。
しかしそんな彼らの前に新たな苦難が……
それは星の寿命。
それを解決する力を求めて地球にやってきたというわけ。
自分の星が駄目になったからと言って、安易に他の星を侵略に行かずに解決策を探っているという部分が彼らがただの悪役ではない事を物語っています。
住む星を奪う気なら、ラッカ星とかクッピン星とかハラボテ星とか手ごろな星はいくらでもあるわけで。
じゃあその星を救う力ってなんなのって話。
安易に考えるのなら星の生命力を力に変えるマグネットパワーをオメガケンタウルス星団の生命力に再変換するとか、ヘルミッショネルズがやったように星の自転を逆回転させてオメガケンタウルス星団の時間を戻すとかでしょうか?
そうであるならば、オメガマン・ディクシアがネプチューン・キングの首をハントし、ネプチューンマンの抹殺司令を超人閻魔から受けていた事も面白く繋げられそう。
ただこれだと火事場のクソ力を欲する意味が分からないので、他に正解があるんでしょうか?
まとめ
今回はオメガの民の過去を掘り下げる昔話回。
完璧超人始祖のやらかした過去。
無茶苦茶すぎる粛清シーンの無双パート。
ホント、元を辿ればだいたいコイツラのせいだよ。
パイレートマンがマグネットパワーを使えたのは、先祖が研究してたからってのはまあ納得。
始祖連中が中途半端に粛清したシワ寄せが今やってきてるのね。
個人的にはオメガの民側にしっかり戦う理由があるのが好感触。
上でも書きましたが、安易に他の星を奪わずに自分の星を滅亡から救う道を選んだってのがイイ。そりゃあ邪悪神の手先にどうこう言われたくないわな。
それにしてもシングマンの扱いが悪すぎやしませんか。
「マ!」ってセリフなかったら何処にいるか分からなかったかも。
コメント
更新お疲れ様です~。
いや~ここにきてパイレートマン喋りに喋ってくれますねw
パッと聞くと最初から事情を説明していれば、正義超人側が理解を示して闘いを回避できた可能性も、とも思えますが。
ただ、ギヤマスターが「未だに罪が許されない」みたいなことを言ってましたし、問答無用で一方的に始祖側に蹂躙されたのではなく、そうされるだけの理由があったとは考えられますね(「罪」自体はM・パワー研究の事かもしれませんが)。
オメガの民自身も彼らが言うところの「逆賊」を虐殺してるわけですし、なにか始祖側に「逆賊」とみなされるような事をしていれば当然因果応報になるわけで。
その辺は是非、始祖側の生き残り・・・ジャスティスマンでも出てきて説明してくれればスッキリするんですけどね。
余談ですが崖から落ちる落ちる言ってますが、そもそも地球に来た時飛んでませんでした?M・パワーが真似事とかどうかよりそっちが気になる・・・いや、この漫画で物理法則を持ち出すのは御法度でしたw
ガテゾーンさん、コメントありがとうございます。
仰る通り、現状判明しているオメガ側の事情をしっかり話せば対話の道もあり得るように感じますよね。
ただそうしなかった以上それ相応の理由があるわけで、とにかくこのシリーズは謎まみれ、風呂敷を広げまくってる感アリアリで、ゆで先生がちゃんと収拾つけられるのか楽しみでありながら不安でもありますw
読み手としては考察し甲斐はありますけど、現状不明な要素が多すぎて正解にたどり着くのは本当に難しい気がします。
超人の飛行能力についてなんですが、サタンクロスVSザ・ニンジャを見た感じだと、(トライアングルドリーマーで宙に浮いていることにソルジャーチーム全員が驚く描写があるので)試合中は飛んではいけない(超人共通の飛行能力は使えない)という暗黙の了解があるのかもしれません。