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黄金のマスク編のジェロニモは本当に人間だったのか?「だってオラは人間だから」を検証する【キン肉マン考察】

だってオラは人間だから
多くの名言を輩出したキン肉マンという作品の中でも、特に印象深いセリフとしてこれを挙げる方は多いのではないかと思います。
圧倒的な力の差、何度も絶体絶命の淵に立たされながらも、魂を燃やし尽くすようなファイトで悪魔六騎士の首領格サンシャインから勝利をもぎ取ったジェロニモ
そんなジェロニモが実は人間だったことをカミングアウトする、そのシーンの衝撃は幼い私にとって凄まじいものだったと記憶しています。
※ちゃんと読めばジェロニモが人間だという事は登場初期から示唆されているのですが、当時のアホな子供には本当に衝撃だったのです。ジェロニモ本人からも人間であることを否定するシーンがありましたし。

しかしそんな純粋だった私も、今はもう心の汚れた大人
黄金のマスク編のジェロニモを見るたびに思ってしまうんですよ。

こんな人間いるわけねーだろ、と

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本当に人間か?ジェロニモの身体能力

これについては別記事にまとめましたので、そちらをご参照下さい。

今ではすっかりヤラレ役が定着してしまったジェロニモですが、彼のデビューはたいへん輝かしいものでした。 黄金のマスク...

人間でないとするならば、ジェロニモは一体何者だったのか?

上の記事で挙げたように、ジェロニモの身体能力は人間のそれを大きく超越しています。
仮にジェロニモが元々人間でなかったのだとすれば、それはどのような存在だったのでしょうか?
やはり真っ先に思いつくのが、元々「超人」だったという可能性です。

元々超人だったのでは?

ジェロニモ(とその妹)は孤児であり、その生い立ちは不明です。
2世に登場するジェイドやカオスのように超人として生まれながら何らかの理由で人間として育てられていたという可能性は否定できません。
育ての親であるシャイアン族長や仲間が、ジェロニモが超人であることを知らなかったのなら、ジェロニモが自身の正体をを知ることなく育ったとしても不自然ではないように思えます。
また、超人に憧れを抱き生きてきた事にも何かしら運命的なものを感じざるを得ません。

ジェロニモは初登場時、他の超人と同様に銀のマスクの用意した生命維持装置に入れられていました。
それがこのジェロニモ超人説の根拠になります。
黄金のマスク編の冒頭、後楽園球場には正義超人の公開体力測定のために訪れていた医師、看護師、観客など多くの人間の姿も見られました。
作中で確認できる範囲では、彼ら人間と思われる人物が生命維持装置に入れられている描写はありません
銀のマスクがあの場にいた生命体全てを生命維持装置に入れたというのであれば、超人たちのすぐ近くにいた彼ら人間が生命維持装置に取り込まれていないのは不自然であると考えられます。
そして無差別でないとするならば、生命維持装置に入れられた人物にはなんらかの共通点があり、銀のマスクはそれを目印に生命維持装置を使用した推測できます。
この共通点というのは、生命維持装置の特性から考えてまず間違いなく超人強度の有無でしょう。
つまり、銀のマスクは後楽園球場にいるすべての生物を生命維持装置に入れたわけではなく、超人強度の減少が確認できる生物のみに対象を絞ったということになります。
そうであるならば、生命維持装置に入れられていたジェロニモからは超人強度の減少が確認できたわけです。

こう考えると、ジェロニモが元々超人だったという仮説はあり得るように思えてきます。

ただお察しのように、この説にはいくつか重大な穴があります。
それらの例を挙げ、一つずつ潰していこうと思います。

「超人強度を受け取れない人物=人間」は本当に正しいのか?

一つ目がこちら。

作中で、ジェロニモがロビンたち仲間から分け与えられた40万パワーの超人強度を受け取れないという描写があります。
「だってオラは人間だから」のシーンですね。
当時、私もこれを根拠にジェロニモは人間だったんだと素直に信じていました。

ただ、いくつかの事例から考えると、条件次第ではこの時のジェロニモがたとえ超人だったとしても超人強度を受け取れないという現象が起きるのではないかと考えられます。

これは完璧無量大数軍グリムリパーがバッファローマンの超人強度を測定しようとするシーンです。
この時グリムが使用したのはターボメンのアースユニット
ターボメンの超人強度は4000万パワーであり、アースユニットの吸収可能最大値はその2倍の8000万パワーということでした。

この時のバッファローマンの超人強度は8000万を超え、アースユニットの吸収可能最大値を上回ったことで、そのパワーはアースユニットでは吸収しきれずに放出されるという現象が起きています。

次はこちらをご覧下さい。

7人の悪魔超人編でバッファローマンがサタンの命令でスグルの火事場のクソ力を吸収しようとしたシーン
結果、バッファローマンの肉体ではスグルのクソ力を吸収しきることはできず、すぐさま全てをスグルに返却しています。

この2つの事例を見るに受け手の肉体や器官の超人強度許容量を上回るパワーは享受することが出来ないという仮説を立てることができます
つまり「だってオラは人間だから」のシーンで仮にジェロニモが人間でなく元々超人だったとしても彼の肉体が許容できる超人強度が40万パワーに満たなければその超人強度を受け取れることが出来ない現象が起きるのではと推測できます
そうであるならば、超人強度が受け取れないからといって必ずしも人間であるという証拠にはならないということになります。

テリーマンの提示した2つの根拠は正しいのか?

続いてははこちら。
テリーマンは作中でジェロニモが人間であるという根拠を2つ提示しています。

ひとつは「ジェロニモは闘いの中で傷つきすぎるし、回復も遅い」というもの。
対戦相手であるサンシャインが発言した「軟弱な骨格」というものもほぼ同じ事を指していると考えられます。
サンシャインの発言については当事者しか理解できない部分もあるでしょうし無視できないと思うのですが、テリーの言う傷つきすぎるという部分については……

当のテリーマンも直前のアシュラマン戦で相当ひどい目にあってますよね。お前が言うな状態です。
試合中に腕が腐った挙句、ちょっとした振動で両腕がちぎれていますし
ウルフマンやブロッケンマンなんかの凄惨な事例を見ても、超人だろうが脆いときは脆いわけで。
ジェロニモの肉体の強さは格別超人たちと差異があるようには見えず、ジェロニモが人間であるという根拠としては弱いように思います。

また、回復が遅いという発言についても……

ジェロニモはサンシャイン戦の直後に悪魔将軍に飛びかかれるだけの回復は見せているので、読者視点では決して遅くはなく(むしろ常識から考えれば早すぎるぐらい)、こちらも超人との差異はないように思えます。

もうひとつはジェロニモは生命維持装置から出ても無事だったという点。

これは一見、決定的な根拠になりそうですが、以下の場面から超人であってもある条件を満たせば、生命維持装置の外でも長時間無事でいられる場合があると考えることができます。

オレたちは並の超人よりパワーが高いため パワーが少なくなるといっぺんにダメージが現れるんだ

これは黄金のマスクが引き起こした超人強度吸収現象により、正義超人たちに異変が現れ始めた際のウォーズマンの発言です。
少し分かりづらい言い回しですが、作中の事例と合わせて考えると、要は「超人強度が高いほどパワー減少の影響が早く出る」という意味であり、言い換えれば「超人強度が低ければパワー減少の影響は現れにくい」ということになります。

つまり、元々の超人強度が極端に低い超人であれば、黄金のマスクによる超人強度吸収現象の影響は受けにくく、無事でいられる時間が長いという事であり、ジェロニモが人間でなく超人であったとしても、超人強度が圧倒的に低けば無事であってもおかしくないという事になります。

余談ですがこの説が正しいならば、あの場にカニベースがいたのなら、おそらく無事だったということになります。

超人心臓に切り替えない=人間なのか?

ジェロニモが人間である根拠として有名なものに、超人心臓に切り替えなかった件があります。
作中では、仲間達が超人心臓に切り替えない事を疑問に思うシーンがあります。

ただ、よく読んでいただくと分かるのですが、超人心臓に切り替えたところで、生き埋めという状況に対してさほど有効な手段になりえません。

なにせ切り替えたところで「酸素のない状態でもいくらかはたえることができる」だけですから。

あの状況で超人心臓に切り替えることは延命にはなれど、状況の打破に繋がりはしないということです。
ジェロニモは超人心臓に切り替える代わりに、呼吸を止めて心音を停止させ、サンシャインがそれを誤認するように誘いました。
結果、それによって無事に脱出することに成功しています。
これは超人心臓に切り替えることよりも優位性のある行動であり、あの危機的状況でより優れた解を出している以上、切り替えることは可能であったが本能的に(あるいは意識的に)超人心臓に切り替えなかったと解釈することも可能です。
そうであるならば、超人心臓に切り替えなかったからといって、ジェロニモが人間であるという根拠になりません。

もしくはシンプルに、超人として育ってこなかったので力の使い方を知らなかったという解釈もできます。
どちらにしろ、この超人心臓の件はジェロニモが人間であるという根拠にはなりえないという事になります。

スーパーマン・ロードの神が超人に生まれ変わらせた=人間となるのか?

最後はこちらです。

ジェロニモはその魂を人間の神から超人の神へと引き渡され、スーパマン・ロードの試練を乗り越え、超人へと生まれ変わることができました。

ここでジェロニモ超人説をゴリ押しする上で問題となるのは、少なくとも人間の神と超人の神という二人の神がジェロニモを人間と認識していた件です。

神の判断というと絶対っぽく、覆しようがない気もしますが……

キン肉マンという作品において、神は全知全能からは程遠く、非常に俗っぽい存在であり、カピラリア七光線による超人絶滅の件や王位争奪戦の発端などを見れば分かるように、この世界の神は基本、煩雑でロクでもない連中です。
そんな連中ですから、ジェロニモが元々超人だろうがろくに確認もせず、超人に上書き転生させることぐらいやってのけるかもしれません。

もし超人から超人に転生されたのであれば、超人としての経験がリセットされたわけですから……

ジェロニモが弱体化した点も納得がいきます。

超人以外の可能性

キン肉マンという作品には人間、超人以外にもいくつかの種族が存在します。

ジェロニモは元々人間でも超人でもなく、それ以外の可能性もあるということで、それらについても軽く触れていこうと思います。

怪獣&怪人説

ジェロニモ=超人説で、私がジェロニモが超人であるとした根拠に、もとより超人強度が確認できる存在なのではという前提があります。

キン肉マン関連の書籍では怪人であるキン骨マンや怪獣であるイワオにも超人強度は設定されています。

つまりジェロニモの正体が怪人もしくは怪獣だったという可能性もあるということになります。

なんとなくこの怪獣はジェロニモに似ていますし、ジェロニモはコイツの子供なのかもしれません。

超人の神説

ご存知のように、超人の神にも超人強度が設定されていますから、この部分に矛盾はありません。

超人の神から超人に生まれ変わった存在には前例もいますし、ありえない可能性ではないと思います。

ただ超人の神の超人強度が一律1億パワーだとするならば、先に述べた生命維持装置の件と矛盾が生じてしまいます。

ただし、超人の神は金のマスクよりも高位の存在ですから、下位の存在の能力である超人強度減少の影響を受けなかったと考えることもできます。

よってこの可能性も捨てきれないと思います。

まとめ

やはりジェロニモ超人説はジェロニモが元々人間だという作中の通説よりもあり得るような気がします。

こんな人間が存在するなら超人なんかお役御免ですよ。

当サイトではこれからもジェロニモ=超人説を押していこうと思います。

ワフーマンとはおそらく血縁関係だぞ。

実際は……

言うまでもなく公式では一貫して人間扱いですよ。

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コメント

  1. foo より:

    カピラリア七光線を考慮すると、ブロッケン一族という徽章の着脱だけで人間の肉体と超人の肉体を切り替えられるのも居ますからなぁ。
    カピラリア七光線を照射して、死んだら超人だったということでw

    • カレースキー より:

      fooさん、コメントありがとうございます。

      超人かどうか怪しいってだけでカピラリア七光線を照射されるジェロニモが気の毒w
      白骨化したらフェイスフラッシュで即蘇生という新手の拷問が展開されそうです。

  2. ガテゾーン より:

    更新お疲れ様です~(∩´∀`)∩
    ここまでの検証をされるとはスゴイです!…ただ読めば読むほど頭が痛くなってしまいますがw
    ゆで先生的には結局ジェロニモはただバカ強い人間だった…という認識でしょうか。超人強度が適用されなくとも、人間強度が100万パワーぐらいあったんじゃないですかね(適当)。世の中には人外のモノと闘ったり凄腕だったりする主人公を、鉄拳、時にはハンマー等でとっちめる女の子がいるくらいです。ジェロニモにもヒロイン補正がかかったんでしょう(適ry)。
    まあ個人的には私も超人説を推したいですねwゆで先生にも是非『超人のフリをした人間というつもりで生み出した超人』と認めてもらいたいものです。

    • カレースキー より:

      ガテゾーンさん、まとまりのない駄文を読んでくださってありがとうございますw
      ジェロニモは元々超人っていう結論を押し通したいんですが、ゆで先生という公式の壁は厚いです|д゚)
      何だかんだ書きましたが、あの頃のジェロニモの戦いっぷりは好きなので、現行のシリーズでも良いところを見せてほしいと思っています。
      人間強度、ヒロイン補正は完全に盲点でしたwさすが目の付け所が違いますね。その柔軟さが羨ましい。