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【俺の超人大全集】第6回「キング・ザ・100トン」【キン肉マン超人考察・紹介】

キン肉星王位争奪戦に飛翔(マリポーサ)チームの副将として参戦し、テリーマンと対戦した超人。
名前の通り、100tという悪ふざけで設定したとしか思えない桁外れの体重の持ち主。
個人的に、スキーマンの7億パワーとタメを張るレベルの無茶な数値だと思う。

このキング・ザ・100トン登場までの最重量の超人といえば、悪魔六騎士のサンシャイン、七人の悪魔超人のザ・魔雲天の1000kg(1t)が最高(※よくよく調べたらタイルマンの体重は5トンと設定されており、サンシャインやザ・魔雲天より重いようです)だったというのに、その100倍とはとてつもないインフレである。2トンじゃ駄目なんですか!

これの100倍!?

ご覧のように、1トンしかないザ・魔雲天でもこのプレッシャーである。
キング・ザ・100トンはこの100倍だぞ!100倍!おかしいだろ。

ぷかぷか浮いてる両腕もおかしいよね。

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目次

その強さと能力

重い

前述のように、重い。重すぎる。

第20回超人オリンピックの予選を見ればわかるように、世界屈指の超人が集まる大会でも、その腕力の指標として用いられるのは1t、そして2tの重さの怪獣なのである。新幹線アタック?都合の悪いことは忘れよ。
このことからも100tという体重設定の無茶苦茶さ加減が分かるというものだ。
100tなどという規格外の重さの相手と戦うなどということを、宇宙超人協会ではおそらく想定などしていないぞ。

ご覧のように超人レスリングでは超人オリンピックのような無差別級のみならず、ジュニアヘビー級、ヘビー級、スーパーヘビー級といった体重別階級が用いられての大会も行われている。
これは現実の階級別で行われる格闘技と同様、超人レスリングにおいても体重は重要な要素であり、その差が試合結果に重大な影響を及ぼすと考えられているからと推測できる。
もしそうであるならば、キング・ザ・100トンほど無差別級で有利な超人などいないのではないだろうか。
もっともこの画像では、体重95kgのテリーマンがヘビー級であるのに対し、420kgのブラックホールがジュニアヘビー級となっているなど、情報ソースとしてかなり怪しいところもあるのだが……。(その辺は開催される地域もしくは団体によって基準が異なるということで……)

硬い

この100トン、重いだけならまだしも尋常でなく硬いのである。

あのストロング・ザ・武道(ザ・マン)ですらグラつかせるテリーマンの打撃を真正面から受けても、全く物ともしない。
ダイヤモンドパワーなどの特殊な能力を使用するわけでもなく素の状態で無傷である。
ここまで頑丈だと、あのシングマンと同じ素材なのかもしれない、などと妄想が膨らむ。
是非、地獄のネジ回しや地獄のメリー・ゴーラウンド相手にその硬さを証明して頂きたい。

さすがに、自分の重さとシーソーギミックを逆利用された「反逆ジェット・ローラー・シーソー」ではそのボディにヒビが入った。

それでも基礎スペックだけなら最強クラスの超人なんじゃないのかコイツと思わずにはいられない硬さである。

変身能力

そして、変身プラカードに描かれたイラストの姿に変身する能力。
鉄球やバーベルなどに変身した。
自分の意思とは関係なく変身してしまうらしく、これは状況次第でプラスにもマイナスにも働く要素。

多くの組み技が用いられる超人レスリングで、それを封じるためにトゲを出すってのは流石にどうかと思う。
ねえスカル・ボーズさんにマリキータマンさん!

ピンチの際はマリポーサからの変身指示頼みという100トンの姿勢、そしてそのマリポーサの采配がイマイチだった結果、欠陥が目立ちこの能力は実質敗因となってしまったので印象はあまり良くない。しかし、もしフェニックスあたりが事前に入れ知恵をし、変身能力の性質を正しく理解していたら、もっとロクでもない使われ方をしたのは間違いないだろう。

ジェット・ローラー・シーソー

インチキギミックが大好きなフェニックスチームよりも先に、自チームに有利な仕掛けを事前にリングに仕込むという王位争奪戦が何でもありのギミックバトルになってしまった元凶といってもいいかもしれない必殺技。

この存在を盾にフェニックスあたりが「ジェット・ローラー・シーソーという前例があるではないかーっ」とか言って超人委員会に立方体リングや魔法陣リングのギミック実装の許可をムリヤリ取っている姿が目に浮かぶ。
そして、ハラボテはきっと「グ、グムー」しか言わない。

ニ撃のV!

肝心のこの技の威力は、全力の100t状態で使用すればテリーマンを二撃で倒せるというもの。中途半端だ。スカイマンのフライング魚雷とだいたい同じ。
威力はともかくとして、ギミック頼み、かつ相手にもシーソーに乗ってもらう(シーソーデスマッチに付き合ってもらう)必要があるなど、手間が多くどう考えても欠陥技である。あえてこの技を使う意味があるのかは正直なところかなり疑問。
キング・ザ・100トンの体重が本当に100tもあるのなら、ただのパンチ一発でも95kgのテリーマンには致命的な一撃になりそうなものだが……。
ぶっちゃけシーソー使わなきゃ100トンが勝ってた気すらする。

ちなみにミートに対してこの技を使用した際は、シーソーギミックを使っていないようにも見える描写だった。
終始シーソーを使わなかったのなら、インチキ臭が薄く、100トンに対する読者の心証はまだ良かったように思う。

腕の遠隔操作

忘れちゃいけないのがこの能力である。
胴体から離れていながらも任意に動かすことができるムキムキの腕。
サンシャインの関節以上に、一体それどうなってんだ?って言いたくなる謎な作り。
そのおかげで肩関節が存在しないので、脇を極めて投げるような技なんかはおそらく通用しないだろう。キーロックは決まっていた?都合の悪いことは忘れよ。

こと切れる直前、テリーマンに対し腕を飛ばして攻撃していたのも、この能力の延長だと思われる。
ある程度胴体から離れても操作が可能なのであれば、腕だけ切り離してサポートに回すといったサンシャインのような(砂化できないので大分劣るが)戦い方も、もしかしたら可能だったのかもしれない。

最強なのは20t形態?

作中では、重りを全て身に着けた100t形態が全力とされているが、個人的にはこの20t形態が最強なんじゃないかと思えてしまう。
何故かというと、この形態は異常なぐらい素早いのだ。

その速さは、このように眼前まで迫ったテリーマンのジャンピング・ニーパッドを見てから回避し、背後に回り込むことが出来るレベルなのである。
しかもテリーはその動きを目で追うことすらできなかった。
こんな芸当、他にできそうな超人はカラスマンぐらいではないだろうか。
それほどの速度でありながら質量は驚異の20tである。
尋常でない硬さと変身能力のおまけつき。
となれば、弱点の顔面と四肢を覆い隠す鉄球にでも変身し、飛び回るだけで大抵の相手は対応すらできないだろう。
間違ってもそんな闘い見たくはないが……。

まとめ

以前から100トンと知り合いであるかのようなこのマリポーサのセリフ。
王位争奪戦時18歳であったというキング・ザ・100トン、そんな彼とマリポーサは少年の頃からの知り合いだったのだろうか。
そうだったのだとすれば、それが縁で彼がマリポーサに力を貸す事になったのは想像に難くない。

最期の時に、彼が望んだのは、マリポーサの勝利だけだった。
そんな二人の間に信頼関係は間違いなくあったのだ。

正直なところ、私にとって100トンの試合はステージギミックと横槍満載でかなりしょっぱく、あまり読み返したいと思えるものではない。
しかし、忠義に厚い彼とその主君・マリポーサの関係が掘り下げられるようなことがあるなら、また見てみたいと思わせるものがある、そんな超人がキング・ザ・100トンなのである。

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コメント

  1. ライドン より:

    カレースキーさんのツイート読むためだけにTwitterアカウント作りました。おそらく私と同世代と思いますが、これからも頑張って下さい。

    • カレースキー より:

      ライドンさん、はじめまして。
      わざわざTwitterのアカウントを作って下さったんですね。感激です。
      たいしたことは呟けないかもしれませんが、マイペースにやっていこうと思います。
      あまり更新できてないブログですが、長い目で見てくださると助かります。