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【俺の超人大全集】第4回「ウルドラマン(ウットラマン)」【キン肉マン超人考察・紹介】

第18回超人オリンピック優勝
第19回超人オリンピック準優勝

栄えある超人オリンピックにおいてキン肉スグル、キン肉真弓親子に次ぐ高成績を残した超人。
それがウルドラマン(※アニメではウットラマン)だ。

この成績はあのグレートチャンプ・ロビンマスクと並ぶものであり、公式戦での敗北もそのロビンマスクからのみ……かもしれない強豪超人である。
※プライドが高く、第19回大会の決勝での敗北を機に実質引退という形をとっているので、それまで敗北の経験がなかった可能性が高い。

その輝かしい戦績と日本を代表する超人ということ以外、プロフィールは一切不明。
第18回大会に出場していることから、その超人レスラーとしての公式戦デビューは少なくともロビンより3、4年は早く、第20回大会時30歳とされていたカナディアンマンと同じぐらいと見ることもできるだろうか(もっとも、数千年数万年生きる超人がいる世界で年齢について考えること自体野暮かもしれないし、超人レスラーとしてのデビュー年齢については個人差が大きい、年齢設定そして時代設定もガバガバなキン肉マンでこういった考察をすること自体不毛かもしれないが)。

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目次

第18回超人オリンピック

それでは、彼が優勝したという第18回超人オリンピック(1972年開催)にはどのような超人が参加していたのか、その候補を考えてみよう。

当時23歳、その若さと規格外のパワーを売りに台頭してきたカナディアンマン。

当時21歳、若輩ながらも他を寄せ付けない華麗な空中戦を武器に戦うスカイマン。

当時33歳、三大残虐超人のひとりにして頭載格闘術の使い手、カレクック。
50歳近い年齢になってからオメガ・ケンタウリの六鎗客マリキータマンと激戦を繰り広げたのは記憶に新しい。
年齢を考慮すると、この頃が超人レスラーとして全盛期の可能性も。

同じく三大残虐超人のひとり、ブロッケンマン。
あのラーメンマンに過去最大の難敵とまで言わしめたドイツの鬼。
こちらについてもブロッケンJr.の年齢から考えて、ラーメンマンが過去最大の難敵とした第20回大会よりも強い可能性がある。

他にも年齢的に、スカル・ボーズ、ビューティー・ローデス、キングコブラの出場もあり得る。
伝説のハワイチャンプ、プリンス・カメハメの出場というサプライズもあったかもしれない。
そして元世界チャンピオンとされる老兵ハンサム・レイスマンも候補に挙がるだろうか。

スグルが優勝した第20、21回大会にも引けを取らないように見えるメンバー。
そんな彼らを抑え、見事優勝に輝いたのだとすれば、ウルドラマンは間違いなく強豪超人である。
いつの時代も超人オリンピック優勝という栄誉は伊達ではないのだ。

本編におけるウルドラマン

妄想はこれぐらいにして、それでは本編での彼の活躍に触れる。

超人オリンピック第20回大会予選の免除(※日本予選が行われていたとすれば、予選にすら参加していないスグルをごり押しするのはいくら真弓でも難しいし、本戦に出場する気のないウルドラマンが予選にのみエントリーしたというのは疑問が残るためこのように解釈)を受け本戦への出場を確定するも、第19回大会での敗戦を苦に出場を辞退。
これによってスグルは超人オリンピックへの参加資格を得た。

それだけである。

ちなみに、ミートからのウルドラマンへの評価は高く、日本代表が彼であることに疑う余地はないようであった。

ハラボテ至っては、ウルドラマンが不参加であれば日本が参加する必要はないという評価を下している。
それほどまでに絶対的な力を持った超人だったのだ。

もっともこれ以降の話でウルドラマンの名が上がることはなかったけどな。

ちなみに、アニメのウットラマンにはこの後も多少の出番はある。

キン肉マンII世におけるウルドラマン

ハラボテ星にある宇宙超人委員会の一室には歴代オリンピックチャンプの写真が飾られており、そこに彼の姿も確認できる。
右が第18回大会決勝だろう。彼の得意技は絞め技なのだろうか。

また超人オリンピック第22回大会、ケビンマスクが万太郎を破り優勝を決めたシーンでは、その背後にイメージとしてではあるがロビンマスクのタワーブリッジで真っ二つにされる姿が描かれた。

第20回大会への出場が期待されていたことを考えると、真っ二つになっても生存していたか、かなり早く超人墓場から帰還を果たしたと考えられる。

どちらにしろ、並の超人のなせる業ではない。

それ以外では、ロビンマスクの過去を描いた「倫敦の若大将編」、テリーマンが要チェックとしている超人達の中に彼と思しき超人が確認できる。

名前をよく見るとウルドラマンではなく「UNDRAMAN(ウンドラマン、アンドラマン?)」となっているが、おそらくはテリーマンゆで先生側のスペルミスだろう。

前大会王者の名前を間違えるなど、どうもテリーマンにしては詰めが甘い。

完璧超人始祖編におけるウルドラマン

ロビンマスクVSネメシス戦、ロビンの回想シーンで例によって真っ二つにされている。
ロビンのかつての栄光といえばウルドラマン戦なのである。

よく見るとこのウルドラマン、パイレートマン戦のカナディアンマンなんか比じゃないぐらいに真っ二つである。
キャメルクラッチを喰らったブロッケンマン、モーターマンばりだ。

大概は真っ二つの前に失神もしくはギブアップ

ロビンがここまでやらなければならなかった相手、それがウルドラマンなのである。

ウルドラマンのオリンピック欠場が世界に及ぼした影響

前述のとおり、彼が超人オリンピックへの出場を辞退したことで、スグルは補欠という形で参加権を獲得している。
スグルにとって超人オリンピックはダメ超人からの脱却の転機となった場であり、後の戦友との出会いの場、そして火事場のクソ力発動のきっかけとなった場である。

恩師・カメハメとの出会い、テリーマンとのザ・マシンガンズ結成、ロビンがウォーズマンを見出したことも、スグルが第20回超人オリンピックでの優勝を経なければ起こらなかった出来事である。

ご周知のとおり、スグルの存在を中心に上記のそのいずれもが後の超人界、それどころか見方によっては地球史レベルで重要な存在となるし、それらの力がなければ打破できなかった局面も多い。スグルが駄目でもアタルがいる?都合の悪いことは忘れよ。

スグルの台頭しなかった世界ではこうなっていた?

ウルドラマンのオリンピック欠場という英断が今の平和を作った、そういった見方もできるのがキン肉マンの世界なのだ。

そういった意味でもウルドラマンは間違いなく日本を代表するヒーローである。

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