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【俺の超人大全集】第7回「ザ・マンリキ」【キン肉マン超人考察・紹介】

王位争奪戦というシリーズは短期間に多くの超人が生み出されたせいか、ネタ切れ感が強く、使い捨てとしか思えない練りこみ不足の超人が幾人か登場している。
そんな憂き目にあった超人のひとりが彼、技巧(ゼブラ)チーム先鋒、ザ・マンリキである。

キャラとして練りこみ不足の上に、彼の試合は多くのページがウォーズマンの復活劇(超人墓場からの帰還、戦い方を取り戻すという二重の意味で)という試合の本筋とは大きく離れた部分に割かれてしまったがために、マンリキがどのような戦いをしたのか、どのような超人だったのか、その印象はとても薄い。

実質ウォーズマン復活の生け贄という役目を担うことになったマンリキだったが、せっかく格好良く復活したウォーズマンも、その後はヤブ医者の不始末が原因の失態やゴザーイだのウギャアだの不遇な目に遭うぐらいしか出番がなかった。
これでは犠牲になったマンリキも、うかばれないというものである。

今回は、そんな彼がどんな超人だったのか詳しく見ていこうと思う。

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容姿が途中で変化

マンリキも途中から何の前触れもなくデザインが変更された超人のひとりである。

ネプチューンマンのようなマスクをかぶった超人から、メカっぽい素材のお顔をした超人に。
そんな突起、途中まで無かったではないか―――っ!?

性格について

一言で言うと、小悪党のテンプレのような男である。

ミキサー大帝との戦いで疲弊しきったミートをいたぶりご満悦。
グフフ…

ウォーズマンがベアクローを手に取っただけで尋常でなく狼狽えちゃう。
あ…うう……

たったそれだけの事で負けを悟り、玉砕覚悟の突撃を敢行しちゃうぞ。
エエイ

そのウォーズマンが本調子でないと悟るや否や、余裕ブッこいちゃう。
グへへ…

このように、変わり身が早すぎる。ある意味スゲーよ。

自分が優位な状況なら強気、自分が不利な状況なら弱気、それでいて残虐な一面も持ち合わせているゲス野郎、それがザ・マンリキという超人なのだ。

でもそんな彼だからこそ、空気を読む能力には長けている。

試合そっちのけで説得中

キン肉マンチームの面々がウォーズマンに残虐ファイトの危うさを解くという大事な場面では、空気を読んでひたすら沈黙を貫いているのだ(その間、実に6ページ)。

立場的にぶち壊す気ならぶち壊せたのにね。
ここでマンリキが空気を読まなければ、スグルとウォーズマンは退場してた可能性が高い。
続く次鋒のテリーマンがモーターマン戦と同様に棄権となれば、残るキン肉マンチームは途中参加のラーメンマンと大将・ロビンマスクの二人となり、まず間違いなくゼブラチームの勝ちである。
ゼブラチーム唯一の好機はここだったのに、それをみすみす逃したのは大きい。
そう考えるとゼブラチームの敗因はマンリキの性格ということになる。

ちなみに、そんな彼に対するゼブラからの評価は意外にも高い。
空気の読める男は上司に取り入るのもうまいのだ。

その強さと能力

地味なプロレス技

戦った相手が不調な状態のウォーズマンとミートだったということもあり、これで十分と判断したのか地味なプロレス技を主に使用している。

ミートには馬場のようなバックブリーカーをメインに。

ウォーズマンにはドロップキックでダウンさせ、コブラツイストからローリングクレイドルを使用。
正直、倒すつもりなどないのではと思えてくる。
相手が他の超人であってもこのような戦い方をしていたのだろうか?

スクランブル・バイス

両肩から伸びた万力で相手を締め上げる技(装置?)。
万力の角度を変えたり、腹部から出すこともできる。

ゼブラ様はこの技でダイヤモンドが砕けることを得意気にアピールしているが、ダイヤモンドは脆く、砕くぐらい100均で売ってるような金槌でも可能であり何の自慢にもならないのはご存知な方も多いはず。

他にもパイプ椅子を粉砕するシーンがあるが、そんなの大抵の超人であれば生身でも可能だと思う。
もっともパイプ椅子はあの悪魔将軍様が凶器として使用した実績があるので、キン肉マンの世界ではとてつもなく頑丈なのかもしれないけど。

スクランブル・バイスの弱点

マンリキの代名詞にも拘わらず、この技は多くの欠点を抱えている。

なんだこの顔?

まず、締め上げるためにはレバーを引かなければならない点。
万力に捉えるのも大変なように見えるのに、もうワンアクション必要。
そんな間があったら大抵の超人には逃げられるか、反撃を喰らいそうである。
挟んだ時点でほぼ勝ち確定のジャンクマン、クラッシュマンとは比較にもならない。

そして、安全地帯があるっぽいところ。
このスグルのように内側に入り込んでしまえば(恐らく)あまりダメージを受けない。
これを見た後、クラッシュマンのアイアングローブを見ると非常によくできてる事に関心すら覚える。

そして最大の欠点、どうしようもなく脆い。
ダブルアームスープレックスでブン投げられるだけでちぎれてしまう。
アシュラマンの腕よりも脆いではないか。
脆いだけでなく、血管も通っているのか、千切れたら千切れたで出血してしまう。
痛がっているところを見ると、感覚神経も分布している。
このスクランブル・バイス、マンリキ唯一の武器にもかかわらず、どう考えても武器として適していない。どうしろと。
スクランブル・バイスの本来の使い方は別にあり、戦闘に使用する器官じゃないのではと思わずにはいられないぞ。

そういった点から、同じようなタイプの一芸超人と比べると、ジャンクマン、クラッシュマンは言うに及ばず、あの強力チームのペンチマンにすら劣っているのではないかと思える。
むこうのペンチクローは打撃にも使えるし、必要な時だけ変形させることもできる。
大体、マンモスマンにスクランブル・バイスでダメージが通るとは思えないしね。
こう考えると、詳細不明な真・残虐チームを除き、王位争奪戦に参加した超人の中でマンリキはバイクマンの予備バッテリーにすぎないモーターマンに次ぎ、2番目に弱い超人という見方もできるのではないだろうか。

細身ゆえにスクランブルバイスに挟み辛くトゲまで出せるスカルボーズやデカくて硬いキング・ザ・100トンあたりと対戦したら非常に相性が悪そうである。

スクリュー・ドライバーに対する異常な耐性

悪いところばかり書いてきたが、このマンリキという男、スクリュー・ドライバーに対する耐性はなぜか非常に高い。

このようにゼロ距離で真上から脳天をえぐられても、割と無事。ピンピンしてる。
テリーマンの言う、マンリキは脳天が弱点とは一体何だったのか。

ベアクローはまともに入れば強者ぞろいの彼らでも再起不能の一撃ですよ。
マジスゲーよ。

そしてこれ。
マンリキは真正面からスクリュー・ドライバーを受け止めて、そのまま反撃に移ることができるのである。
尋常でない動体視力と技術である。ここだけ見れば技巧チームの名に相応しい。
(ただしこの後、ウォーズマンからは手痛い再反撃ゴザ―イを受けるのでわざとマンリキが止められるように仕向けられた可能性もあるが……)

ここまでスクリュー・ドライバーに対応できるんなら、ベアクローをこんなに恐れなくても良かったんじゃないか、マンリキさんよ。

半端な超人強度について

ご存知の方も多いと思うが、彼の超人強度は非常にキリが悪い。

その数値は、721万パワーである。

このような例はあまり多くはなく(※二世では結構いるが)、かなり浮いている。

これは勝手な想像だが、超人強度という数値はカニベースの例(2パワー)を見ると、本来は万以下の千の位どころか一の位までも測定できるはずである。
ならば、何故ほかの多くの超人の超人強度は妙にキリが良いのだろうか。
それは超人強度は測定した数値の上三桁目を四捨五入した数値が公式の超人強度として超人委員会に申請するシステムになっているからではないかと思う。
ザ・マンリキ(他、アタルなど上三桁目が0でない超人)は、四捨五入する桁を間違えたか、もしくは記載しなくていい上三桁目の数値まで几帳面に書類に記載して申告、そのミスを超人委員会が気付かずに未訂正のままデータベースに記載、そして現在に至ったのではないかと思えてくる。
二世に登場する超人にマンリキのような半端な数値の超人強度が多いのは、二世までの28年の間に四捨五入する桁が上三桁目から上四桁目に変更されたためだと考えられる。

自分の7分の1以下の超人強度しかないウォーズマンのベアクローを異常に恐れるマンリキさん。
超人強度などという数値は無意味だと言わんばかりの迷シーン。

まとめ

昨今のシリーズでは敵役であっても魅力的な内面を持つキャラクターが多く、このような小者でクズという悪役のテンプレのような性格は、ある意味貴重であると言える。
キン肉マンという作品は、マイナー超人であってもコアなファンを持つ事は珍しくなく、所謂咬ませ犬として使いやすい超人は多くない。
ならば、ほどほどに知名度があり、ただのクズ超人であるマンリキは咬ませ犬の役割りが適任なのではないかと思えてくる。マンリキ程度の超人を咬ませにして盛り上がるかは別だけど。

マンリキならどんな扱いを受けても文句は出ないだろうぜーっ!

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